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  • 2012.03.15 Thursday
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要塞19


戻れない。
私はいつまでも囚われている馬鹿者よ。
そして生きていない。
あの頃はどうだったか?
美化は止めると良いのに、
いつの日も過去は美しい。

覆せばいいのに。
何もかも、何もかも。

もうこれは現在の問題であるだけ気楽だ。

あの図書館の中へ戻りたい。
戻れ。
戻れ。

無意識+私


尖りが足りない。
徐々に私の棘がなくなってゆく。
ああ。適応しなくちゃならないのか。

嫌い、世界なんて。

考える事を蔑ろにしがちな人がいて、
もっと動けば眠れるよ、なんていう事を易々と。

不安定なのは知っているけれど、
私は絶望的ではない。

私に希望があるかと云ったら、
それは肯定出来ない。
いや、どこか無意識下に?

意識の不安定さを支えているのは
それなのか?

私の心だって頑張っているのだ、
だからまだ、狂いもせずに
八方美人で居られるのか。

笑顔は優しくない。
口角の角度によって成される。
もう、あくび出るかもしれない。

泣き顔は、つまらない。
自分のためには泣きたくない。

本当に悲しいときなんてそうそうない。
本当に楽しいときだって同じくらいない。
平坦が良いと云う訳ではない。

私は、不安定がちょうど好い。

カテゴライズの無意味さを味わう


明日世界が終わるという事になった。
私は隣の男に一緒に散歩をしようと云われた。
公園が近くにあったのでそこに行くことにしたのだ。

そいつは何も喋らない。
私も何も喋らない。

その空気は、ゆったり流れていた。
しかし虚構なのは知っていた。

それは夢の中。
明日はまたやってくるし
そいつは存在する訳もない男である。
そもそも男だという事が話的にベター。

そいつは傘の柄を振り回しこちらを見て笑った。
私はそれをちらっと見つつ、走って逃げた。

そこで目が覚めた。
つまらない夢であった。

凝視するそれら


私には余裕があるの、嫌になる。
余裕は何も生まない。逆に殺してゆく。
絶望しろ。私よ。
這いつくばってでも
その騒音を引っ張れば良い。

「幸福そうで、良かったわ」

分かってはいないなと思うのにはもう飽きた。
反抗したって結果は虚しくなるにすぎない。
ああ、ああ。
私は生きているけれど、生きていない。

その音を聴き続けたって
何も変わらないのだ。
音楽に癒される日々も過ぎた。

私は。
一体何に恐れているのか。
幸せになりたいのか?
違う。
取り除けないものがこの世にあると云うこと
それに気付くのが遅かったのだ。

私は。
こんなところで何をしているのか。

縛られるな、
何もかもに。

息を


別に消したい訳ではない
論理に恐れをなした訳でもない

取りあえずの割合で汚れてしまおうか

その楽器の音は調律が狂っているから聞きたくない
繰り返すメロディが居場所は何処だと云っているようだ

今日は乾いた可愛さが足りない瞳が笑う

人形が天井を見上げた、その先に何が有ったって
ぼくには関係ないからな、って呟く

揺ら揺ら、きっと楽に欠片を残したいだけ
色は愛想によって消されたけど
見惚れた時間はゆっくり希望を消すのだ、
本当さ、有限の世界は患ったままのひとたちの溜まり場
ぼくもその一人なのさ

左の声


つらいつらい、いつもわたしは言う
きみは一体どんな言葉をかければ良いんだろうって顔

大丈夫だよ、
そんな事はないんだって
分かってたけどきみとはそれ位の距離でも好いや

夜中は何も繋がらないんだ
わたしは全て遮断して隣の声を思い出す
いつだって笑顔の思い出のひとつひとつとして
それらはそういう風にそこに存在してるんだろう

大丈夫だよ、
そういう事にしておいたって
本当は違うんだって表情には出てる気はしてる

かろうじて生きることは出来ている
崩れそうな声で助けを求めるなんて意味がないんだ

暗い部屋暗い声暗い詞の音楽
わたしは全ての記憶を消したい

隣の声はいつだって煩くて邪魔をしてくる
逃げたって良いけど逃げる場所がなくて
わたしの閉じこもる場所は真っ暗な声で一杯なんだ

心は安定せず


感情が吸い込まれるテレヴィジョンの光景
数えるきみの指 3,2,1...あれ?
不思議な声なんて聞こえないってば
それをいつまで引き延ばそうとするの

視線の先には一人のしかめっつら
機嫌が悪いの?
勝手にしていれば放っておくわ
その癖が幼すぎて
わたし自身さえバカらしく思える

その扉の鍵はかけたから
どうしたって意味がないわ
中に入っているのは
本当はきみ

感情論のゆれ
それはきみの成分
範囲は6畳程の部屋
わたしの愛の告白は
素晴らしく下らない
どちらかと云うと
面倒なので放っておくのよ

夢見がちなきみの声は
上っ面だけキレイね

鋭い分析とかしてくれるひとは
もう居なくて皆適当に甘い

憂うつの向こう側には何も見えない
わたしは窓の中にある何かに縋りつく
途切れた機嫌は下らなく
項垂れたまま生きている


 手を伸ばすとそこには、揺らいだままのきみの笑顔が。きみはいつも痛みを抱えていて、ぼくはいつも不思議な表情をする。ぼくの気分なんて最低で、必死に音階を消す事だけに集中している。返事なんて欲しくもないのだったら、そこから去ってしまえば好いのに、きみはずっとそこにいるだけ。きみの好きな黒い猫はぼくの王冠を奪って鼻高々と云うような顔。何となく、きみは全てを壊しておいて得意の嘘泣きをしそうな予感。退いてくれれば楽かも知れないね。軌跡を失くそうとしているのに興味津々なきみはぼくに話しかけてくるだけ。真偽は一体何なのか。そのような事には厭きてゆく。

透明になりながら沈む


妄想が毒を生み出すのだったら
傷跡を乾いた嘘で壊すよ

私は先へと進むけれど

君はきっと此処から先には進めない
泣こうが喚こうが
何も実らずに終わるだろう

今独りで居るのには別に理由はない
君と一緒に居るのも悪くはない
きっと繋がる何もかもが消えたら
そのまま喉の奥から微かに聞こえる位の
温度の声を発してまた騙すのだろう

闇を呼んだ振りをしてみて
窮屈だって助けを求めてみる
許してもらおうと思わないのに
唯、泣く

多分変な感情
君は私に抱いているだけ

私のこの移ろった意識は誰が理解するのか

皆勝手だ
私もそうだって分かっているけど
君は
何でもない風に笑顔で
綺麗な瞳で
私を見る

何だか分からないけど
息が出来ずに

もう何も見えない

少し考えるのも面倒だ
此処から動けないという事態は変わらないから

透明になりたいなんて
一番私が思っている

透明になって
綺麗な心に戻りたいなんて
バカを云っている私に
雨がざあざあと降り続けるのは
それは、
法則性があるのかもしれない

繋がらない声があって
なんとなく沈む
答えは何も出ないまま
感覚だけで生きている
沈んでいるけれども、浮遊もしたくない状況

そういう、私が在る


罠は暗闇の中で音を鳴らす


融ける途中の表情が好きだ
幻が近くなる事が理解出来る
今日は可能性が高い
何にしても一週間は7日で
あたしは朝から下らない絶望で生きている
終わる瞬間に醒める
何について深く考えれば好いんだ

バラバラに砕け散る感情が有っても
何もかも理由がない証拠に繋がる

窒息しそうな
そんな雨が降る
傘を折る
その辺に棄てる
夕方は太陽が消えてゆくから
あたしは夜に眠れないんだろうか

不安が事実でそんな世界の端っこで
声を張り上げたって
何もならない

限定にたかるのも面倒なんだから
笑顔のサービスには厭きたよ
呼吸なんて辞めれば楽なのか
逃げられない分からないそんな事ばかり

浮遊感のそんな始まり方が好きだ
あたしは夢なんて持っていない
逃亡して変化する事なんて
自身が笑う理由になる訳もないんだよ
何が面白いんだろう
閉塞感
もう冷えてゆく心の欠片は
かろうじての距離を保つ理由になる

他人の思考なんて知る方法はないよ
叫んだって誰も助けてなんてくれない



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